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離婚協議中の中国人妻が子供を連れて中国に!

Q.

 中国人妻との間に、3歳の男の子がいます。離婚協議中でしたが妻の判断で子供を中国に連れて行かれてしまいました。調停前ですが、子供とは二度とあえないのでしょうか?取り返す、法律はありますか?

(40代:男性)

A.

 現在のところお子さんを取り返すのは非常に厳しいといえるでしょう。
 まず、お子さんが未だ国内にいるのであれば、子の引渡請求の調停や審判を家庭裁判所に申し立てることができます。さらに、人身保護法に基づく引渡請求という方法もあります。しかし、お子さんが既に外国に連れて行かれてしまっている場合には、当該国の法律によってこの引渡を請求するしかありません。
 次に、1980年にハーグ国際私法会議で採択された「国際的な子の奪取の民事面に関する条約」では、一方が外国へ子供を連れ去った場合には、もう一方の養育権を持つ親が自国の政府などを通じ子供の返還を求めることができ、返還を請求された国がこの条約の批准国であれば、相手国の返還要請に応じる必要があります。
 しかし、日本はこの条約に批准しておらず、現状では残された配偶者が日本の外務省などで相手国に要求するよう請願することもできません。
 ですので、相談者が取りうる法的手段としては、中国での弁護士資格を持つ弁護士を代理人として日本及び中国両方で子の引渡を請求する方法しかないと考えます。その請求や離婚調停を進める中で、面接交渉権が認められればお子さんに会う機会も得られるかもしれません。


更新 2012年1月23日
      

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