離婚したい人も、離婚したくない人も、知ればきっと役に立つ

離婚歴は、戸籍でわからない?

Q.

 今、交際中の50代の男性がいます。結婚経験はないとのことで、交際をはじめました。戸籍をみせてくれたので、信用しました。ところが、友人に、離婚経験を隠すテクニックがあると聞き、不安になっています。
 戸籍から離婚歴が消えることなんてあるのでしょうか。

(30代:女性)

A.

 戸籍法には、「転籍」という制度があります(戸籍法108条)。

 転籍とは、戸籍の所在場所である本籍を移転することをいいます。
 同一市町村外に本籍地を移転させると、離婚した事実は新しい戸籍には記載されません。戸籍にバツがつけられた前妻についても、新しい戸籍には記載されません。そのため、新しく作られた戸籍の謄本を見ただけでは、離婚歴はわからないということになります。
 もっとも、新しい戸籍には、どこから転籍したかが記載されますので、転籍元の戸籍(除籍といいます)をたどれば、離婚歴の有無は判断可能ということになります。

 もう一度、男性が戸籍を見せてくれるなら、「転籍」という記述がないか確認してください。見ることができないのなら、自分で戸籍を調べる他ありません。他人の戸籍謄本や除籍謄本を取り寄せることはできませんので、弁護士、司法書士、行政書士などに相談して、職権で調査してもらうことになります。


更新 2003年3月25日
      

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