離婚したい人も、離婚したくない人も、知ればきっと役に立つ

出ていった妻に生活費を払う必要はある?

Q.

 私の浮気が原因で、家を出ていった妻に生活費を払う必要はあるのでしょうか? 払わなければ弁護士が動きますと脅されました。しかし子供(2歳)もつれていってるので、子供の為ということで払っていますが...。この場合は払わなくてもいいのでしょうか?
また、自分は離婚をしようと考えています。 妻の友人から、妻も離婚は考えているとのことですが、話し合いすらしてくれません。離婚はできないのでしょうか?

(不明:男性)

A.

 相談者は、奥さんに生活費を支払う必要があるでしょう。
別居している夫婦間でも生活にかかる費用を分担することが必要となります(これを婚姻費用の分担といいます)。
婚姻費用の分担額は、それぞれの収入、資産、生活のためにかかった経費等の"諸要素"を総合的に考慮して算定します。また子どもの監護のために必要な費用も、婚姻費用に含まれます。
別居に至る事情も上述の諸要素1つとして考慮されます。例えば、婚姻費用の請求者側に不貞などの事情が存在した場合には、婚姻費用の金額が軽減されることがあります。しかし、今回は相談者の不貞行為が原因で別居に至ったといえるので、婚姻費用の軽減は認められないでしょう。

 次に、いわゆる有責配偶者からの離婚請求であっても一定の要件のもとに認められる場合があります。詳しくは「有責配偶者からの離婚請求について」をご覧ください。
今回の場合は、未成熟の子供がいることやおそらく別居期間もそう長くないことなどから離婚は認められない可能性が高いです。

 ただ、奥さんも離婚を考えておられるということですので条件面の調整さえつけば離婚は可能である事案であると考えられるので、調停を申し立ててみてはいかがでしょうか。調停の申立ては有責配偶者からの申立てであっても認められるでしょう。


更新 2012年5月16日
      

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