離婚したい人も、離婚したくない人も、知ればきっと役に立つ

DV(ドメスティックバイオレンス)被害女性が住める場所は?

Q.

 夫の言葉の暴力に耐えられず離婚を考えていますが、話し合いになりません。私が家を出たいのですが7年前からうつ病を患っていて働けません。私のような者を引き受けてくれる場所(住まい)はありませんか?

(40代:女性)

A.

 配偶者暴力相談支援センター婦人保護施設など、多数考えられます。まずは電話で相談してみましょう。

 配偶者からの暴力を防止するための法律として、いわゆるDV防止法配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律)が定められています。
  配偶者からの暴力にかかる通報、相談、保護、自立支援等の体制を整備し、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護を図ることを目的としている法律です。
  「配偶者からの暴力」とは、配偶者(事実婚も含む)からの身体に対する暴力のみならず、精神的暴力や性的暴力も含みます。
  そのため、ご相談の場合のような「夫の言葉の暴力」も、DV防止法にいう「配偶者からの暴力」にあたります。そのような配偶者からの暴力に困っている女性を受け入れてくれる施設(住まい)として、以下が考えられます。

1、配偶者暴力相談支援センター

 各都道府県に必ず設置されている公的なシェルターです。生活の場のない女性や、さまざまな暴力被害にあった女性たちを支援しています。電話で相談を受け付けたり、被害者を居住させ保護する施設の情報を提供してくれたり、緊急の場合には被害者の安全の確保や一時保護をしてくれます(全国の支援センターの一覧はこちら)。まずは電話をして相談しましょう。

2、婦人保護施設

 もともとは売春を行うおそれのある女子を収容保護する施設でしたが、現在では、家庭環境の破綻や生活の困窮など、様々な事情により社会生活を営む上で困難な問題を抱えている女性も保護の対象としています(売春防止法36条)。婦人相談所を通じて保護が行われるので、お近くの婦人相談所に連絡しましょう(全国の婦人相談所の一覧はこちら)。

3、母子生活支援施設

 配偶者のない女子またはこれに準ずる事情にある女子と、その者の監護すべき児童を入所させて、両者を保護するとともに、自立促進のために生活を支援することを目的とする施設です(児童福祉法38条)。児童(18歳未満)とその保護者が対象ですが、児童が満20歳に達するまで引き続き在所できるようです。福祉事務所を通じて保護が行われるので、お近くの福祉事務所に相談しましょう(全国の福祉事務所の一覧はこちら)。

4、民間シェルター

 民間の団体により運営されている、暴力を受けた被害者が緊急一時的に避難できる施設です。現在では、被害者の一時保護だけでなく、相談への対応や被害者の自立促進へのサポートなど、被害者に対する様々な援助を行っています。被害者の安全確保のため、所在地は非公開となっていますが、配偶者からの暴力に関する書籍や、婦人相談所や公的な相談機関で情報を得ることができます。行政の公的施設では受け入れられないケースでも、柔軟に対応してくれる民間シェルターもあるようです。


更新 2009年12月14日
      

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