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わが子は、妻の浮気相手の子供だった・・・離婚後、養育費は支払わなければダメ?

Q.

 妻から突然「二人の間に産まれた子供は、あなたの子ではないの。別れてほしい。」と言われました。
 こういう場合 子供の養育費はどうなるのでしょうか?
 別れた後からあなたの子だから払ってよ といわれても... 自分の子供じゃないと言われたから別れたのに後になって言われても払いたくないので、払わなくてもいいのでしょうか?

(30代:男性)

A.

 妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定されます(嫡出推定民法772条1項)。

 ですので、相談者と妻が婚姻中に生まれた、お子さんは相談者の子と推定されます。

 嫡出推定がされると、父と子には親子関係が生じ、父は親権者として子の監護及び教育をする義務を負うことになります(民法820条参照)。

 そして、養育費とは、監護費用(未成熟子が社会的に自立するまでに必要な費用)ですので、親子関係が認められる以上離婚したとしても、子から請求された場合には支払う必要があります。

 そこで、本件の様に妻が婚姻中に夫以外の男性の子供を産んだ場合で、離婚後当該子供に対する監護義務を免れるためには、嫡出推定を否定しておく必要があります。

 具体的には、嫡出否認の訴え又は審判(民法722条)によって、嫡出推定を否定します。

 ただし、嫡出否認の訴えは、夫が子の出生を知った時から1年以内(777条)に提起する必要があります。

 もし、現時点で相談者がお子さんの出生を知った時から1年以内であるのであれば、今すぐ嫡出否認の訴えを提起されるべきです。


更新 2011年7月19日
      

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